お仏壇の塗り直し
リフォーム・リノベーション
年月が経ち、色あせたお仏壇。
ご家庭を長い間見守ってきたお仏壇を新品同様に塗り直します。
当店では、しっかりとした下地造りにこだわり、傷んだ木地は交換し、お客様に喜んでいただくこと、満足していただくことを第一に考えて塗り直しをしております。
また、家の引っ越しや建て直しなどで小さくなった仏間に合わせて、元の仏壇の部品を活かしたリノベーションもご提案しております。
デザインの提案、引き取りから納品まで、塗り直しのことなら当店にお任せ下さい。
01
解体~木地補修
一度すべて解体し、飾り金具を外し、部品毎に補修します。特殊な薬品を使用して汚れを落とし、割れや傷みのはげしい部分は木地を新品に交換し、彫刻の不足部分も新たに補充します。
外した飾り金具は専門の工場にて色付けとメッキを施します。
木地の不良箇所はこの時点で交換します。金具は専門の工場にて色付けとメッキを施します。
特殊な薬品を使用して汚れを落とし、乾燥させます。
汚れを落とした木地を研磨し、古くなった塗装を落としていきます。この後2~3回の下地塗装と研磨を繰り返し、中塗り、中塗り研磨、上塗りと塗りを重ねていきます。
02
下地塗り~研磨
修理した木地を粗研ぎした後、下地の塗装を施します。
塗装と研磨を2~3回繰り返し、木地の痩せや傷を平滑にしていきます。塗り物に関してはこの作業が最も重要です。当店では吹付での下地、ベルトサンダーによる研磨を行っており、より均一な塗装と研磨が可能です。
そのあと、職人が手でより細かく研磨をしていきます。
下地の作業の後、中塗りを経て上塗りをします。
スプレーガンにて下地塗装の吹付け。
乾燥室で乾燥させます。
平面はベルトサンダーで粗研ぎします。
電動サンダーでの研磨。
最終的には職人の手で水研ぎします。ここの研磨が上塗り結果に直結するので、とても重要な作業です。
03
上塗り
いよいよ上塗りの作業です。平滑に研磨した後、漆塗りを施します。ここ川連では『花塗り』という技法で上塗りをします。最後に研磨をしないため、ふっくらと柔らかい見た目と、「漆艶」という自然な光沢に仕上がります。ムラなく滑らかに漆を塗る高度な技術が必要とされます。
漆専用の刷毛を使って丁寧に。埃が付かないよう細心の注意を払います。平滑に塗るためには高度な技術が必要です。
04
加飾(蒔絵・箔押し)
塗り上がった部品に蒔絵を施し、金箔を貼ります。
蒔絵は漆で下絵を描き、その上に金粉や色粉を文字通り『蒔く』ことで様々な模様を作り上げていきます。
箔押しも箔押し用の漆を接着剤代わりにして、金箔を1枚1枚張り付けていきます。漆の上に箔を置いていくことを『箔を押す』と言います。蒔絵も箔押しも繊細な技術が必要とされます。
磨き蒔絵とは・・・通常の金粉よりも粒の大きい『丸粉』を使用し、金を磨いて艶を出していく技法です。金の量はもちろんですが、手間がかかり高級な技法になります。
05
組立
塗りと加飾の工程の後、色付け・メッキ直しをした金具を打ち、組み立てていきます。
建付にも気を配りながら慎重に組み立てます。
06
完成~納品
いよいよ完成です。
厳しい検品の後、梱包し、ご自宅まで納品・飾り付け致します。